仙台育英・佐々木監督語る “県外出身者”勧誘に消極的な理由
あす登場する仙台育英(宮城)は言わずと知れた甲子園常連校。例年、ベンチ入りメンバーの中に他都道府県出身の野球留学生がごまんといるが、今年は4人。選手集めの方針に何か変化があったのか、佐々木順一朗監督(55)に話を聞いた。
――今回は県外出身者が4人。8人いた年もありましたが、今年は少ないですね?
「そうでもないですよ。確かにウチは県外出身者はいますけど、その年その年で人数は違うんですよ。例えばヤクルトにいる由規がいた07年は1人を除いて、全員地元の子でした。現在の4人もむしろ頑張ってレギュラーを勝ち取った選手です」
――主力はあくまで地元の選手だと。
「そうですね。それによく勘違いされるんですけど、私は県外も県内も含めて、自分から選手を勧誘したことは一度もないんですよ」
――本当ですか?
「そうですよ。今の選手も中学時代の姿は誰一人として見たことがありませんから。確かにウチは世間的には強豪校と思われているようなので、選手は全国から来ます。私学なので入学希望者が多いのはうれしい悲鳴なんですけど、私自身はむしろ、あまりオススメしてません」