1秒1000コマ撮影 超高速度カメラを使うレッスン時代が到来する
現在、ゴルフスイングで使われている高速度カメラは1秒で1000コマ撮影できる。これでインパクトを分析すると、ボールが飛び出す方向はフェースの向きでほぼ決まり、ボールの曲がり方はヘッドの軌道で決まることが容易に確認できる。
例えば、右から左に曲がるドロー弾道。インパクトでフェースが一度、右を向き、ヘッドの軌道が1.1度以上インサイドアウトになっていると、ボールは右に飛び出して、左に曲がるドロー弾道になる。
そして、インサイドアウトの軌道が強くなるほど、左曲がりの度合いが強くなってフック弾道になるのだ。
かつて国内クラブメーカーのPRGRが「ゴルフは物理だ」というキャッチコピーを使っていたが、まさに米ツアーでは物理で飛距離を伸ばし、弾道をコントロールしている。選手しかり、コーチしかり。日本でも、高速度カメラを使ったレッスンが主流になってくるのは間違いないだろう。
(ゴルフライター・マーク金井)