日本S進出でも金欠 ヤクルトが今オフ狙う「補強候補」の名前
「現場も大変ですが、フロントも大変ですよ」
こう言うのはヤクルトの球団関係者。
ソフトバンクとの日本シリーズで現場が日本一を目指して戦う中、フロントも来季を見据えた補強に奔走している。
ヤクルトは今季、14年ぶりにリーグ優勝を果たしたとはいえ、公式戦は巨人、阪神と最後まで大混戦が続き、他球団を圧倒したわけではない。巨人は高橋監督、阪神は金本監督と新監督が就任して、大型補強もあるだろう。両球団と比べて資金力で劣るヤクルトはオフも、手をこまねいている場合ではないようだ。
ただ、ヤクルトは今オフ、FAでの大型補強には乗り出さない方針という。新助っ人の獲得に加え、国内はトレード、他球団を戦力外になった選手たちでまかなうことになる。
最大のターゲットは、複数球団が調査を進める四国IL・高知を退団した藤川球児(35)だ。攻撃陣と比べて手薄な投手陣を強化すべく、ヤクルトは2年契約の年俸5000万円以上を用意しているという。球児自身も在京志向があるそうで、ヤクルト有利といわれていた。