年俸だけじゃない 王手ソフトBとヤクルトにケタ違いの格差
「選手年俸は公に出ている金額よりも高いといわれ、今季9勝無敗のバンデンハークも、2億とも3億ともいわれる移籍金を積んで巨人との争奪戦を制した。選手には球団からiPhoneとiPadが支給され、通信料は10万円まで使い放題。対戦相手の映像データなどをチェックするためですが、大半の選手は使いきれないそうだ」(ホークスOB)
ソフトバンクの春季キャンプの宿泊先は宮崎屈指の外資系の高級ホテル。一軍メンバーは広々とした個室が割り当てられる。一方のヤクルトは那覇市内の高級ホテルで、若手選手は1室2人で相部屋。今春キャンプでは、昨季、右打者としての最多安打記録(193本)を放ってブレーク、今季は「トリプルスリー」を達成した山田も、キャンプ途中まで他選手と相部屋だったという。
「ヤクルトは二軍の室内練習場が改築され、クラブハウスの食事も種類が豊富になるなど改善されつつあるが、『手弁当』でやっている。マネジャー、用具担当らスタッフが打撃投手を手伝っているのが象徴的です」(ヤクルトOB)
28日、ソフトバンクに王手をかけられたヤクルトだが、「格差」を覆してこそ、シリーズは盛り上がる。強敵相手に最後にひと泡吹かせられるか。