ネットに書き込み続々…WS2連勝のロイヤルズに不正疑惑
2年連続ワールドシリーズ進出を果たしたロイヤルズに疑惑の目が向けられている。
ベンチ、選手が違法行為に手を染めているとの噂があるからだ。ロイヤルズがサヨナラ勝ちを収めた第1戦。試合後、SNS上には複数のメッツファンによる「(正捕手の)ペレスはレガースにマツヤニを塗って投手の不正に手を貸している」といった書き込みが目立った。ペレスはボールに滑り止めのマツヤニを塗って投手に返球していたというのである。
これをヨスト監督は真っ向から否定。翌第2戦の前の会見では「われわれのチームにインチキする投手などいない。そもそもレガースにマツヤニを塗ってはいけない規則などない」と米メディアを通じて反論した。
同監督が指摘する通り、MLBの規則でマツヤニの使用を禁じているのは投手だけだ。実際、バットの滑り止めに使用している野手は少なくない。仮にペレスがレガースに塗っていたとしてもMLBからペナルティーは科されないが、不正投球を疑われても仕方がない行為ではある。
かねて、ヨスト監督には不正行為がささやかれていた。今年8月にはアイフォーンと連動して使う腕時計型デバイスを身に付けて指揮を執り、MLBから問題視された。メジャーではサイン盗みや不正な情報伝達を防ぐために、ベンチへの携帯電話の持ち込みを禁じている。今では他の競技で使用が当たり前になった対戦相手のデータ等が入力されたタブレットも外部との連絡手段になるため、同様に認められていない。大リーガーがベンチでファイルを開いているのは、相手投手の配球などのデータを確認するためで、タブレットを使用しているわけではない。