メジャー未経験の若手を異例抜擢したロイヤルズGMの計算
ワールドシリーズ第2戦(カンザスシティ)は28日(日本時間29日)に行われ、前日に延長14回の死闘を制したロイヤルズが7-1でメッツを下して2連勝とした。
ロイヤルズは1点を追う五回、相手の先発右腕デグロムを攻略し、四球を足がかりに4得点を奪って逆転。八回には3本の長打などで3点を追加した。先発のクエトは2安打1失点で完投。今ポストシーズン2勝目を挙げた。第3戦はメッツの本拠地ニューヨークに移して30日(同31日)に行われる。
そのロイヤルズが異例の抜擢で話題を集めている。
ワールドシリーズのロースター(25人)に、メジャー経験のない20歳のラウル・アルベルト・モンデシー内野手を登録した。父親は現役時代にドジャースで野茂英雄、ヤンキースでは松井秀喜と同僚で、通算271本塁打のラウル・ラモン・モンデシー(44)。このラモンの長男は今季、傘下の2Aノースウェスト・アーカンカサスで、81試合に出場し304打数74安打の打率2割4分3厘、6本塁打、33打点。主に2番を打ち、19盗塁をマークした。