競技場でもテレビでも より深く観戦できるラグビー「豆知識」
■ノーサイド 試合終了後に使われるラグビー用語として知られ、ユーミンの名曲のタイトルにもなっているが、世界のラグビーの常識ではない。ワールドカップでも、試合終了でTV画面に表示されたのは「FULL TIME(フルタイム)」だった。
■キャプテンシー 英国発祥のラグビーは、社会人教育、紳士育成という目的もある。試合がはじまれば、選手自らが責任を持ってプレーし、体を張る。その統率をとるのがキャプテンで、監督ではない。W杯南ア戦の勝利は、最後に同点ではなく、ラインアウトからのトライを狙うと決断したリーチ・マイケル主将のキャプテンシーが光った。
■№8(ナンバーエイト) ラグビーにはポジションが15あり、体の大小に応じたさまざまな役割が与えられている。ナンバーエイトはスクラムでは最後尾。フォワードとバックスの中間的な役目で背番号は8。唯一、その背番号がポジション名になって呼ばれているのは、フォワード1番から数えても、フルバック15番から数えても8番目だから。
■楕円形のワケ ラグビーボールはなぜに楕円形なのか。諸説あるが、もともとのボールは豚の膀胱(ぼうこう)をふくらませ、革を張り合わせて作っていたとされる。球形にしたくても技術がなかったのが楕円の理由らしい。
頭に入れて観戦すれば、ラグビー観戦がもっと楽しめるはずだ。