びわ湖2位の伊選手もドーピング メダルと賞金どうなる?

公開日: 更新日:

 11年の東京マラソンで女子の部を制したタチアナ・アリャソワ(ロシア)は大会終了から数カ月後に禁止薬物使用が発覚。国際陸連により優勝を取り消されている。

 処分決定後、タチアナの手に渡った金メダルは本人自ら返還。賞金の800万円も、東京マラソンでは国際陸連による「陰性」の判定が出るまでは支払わないとする規定があるため、事なきを得た。

 同マラソン関係者が「違反行為をしたとはいえ、一度、渡った賞金はなかなか取り返すのは難しいはずです」と話す通り、海外のレースではメダル、賞金の返還を拒否する選手もいる。

 主要レースで優勝経験があるリリア・ショブホワ(ロシア)は禁止薬物違反でロンドンマラソンの優勝(10年)、2位(11年)を取り消された。メダルと賞金(合計1050万円)の返還を拒否し、同マラソン主催者と裁判沙汰に発展し、現在も係争中だそうだ。

 日本の主催者は外国人選手への賞金支払いには要注意だ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動