びわ湖2位の伊選手もドーピング メダルと賞金どうなる?
11年の東京マラソンで女子の部を制したタチアナ・アリャソワ(ロシア)は大会終了から数カ月後に禁止薬物使用が発覚。国際陸連により優勝を取り消されている。
処分決定後、タチアナの手に渡った金メダルは本人自ら返還。賞金の800万円も、東京マラソンでは国際陸連による「陰性」の判定が出るまでは支払わないとする規定があるため、事なきを得た。
同マラソン関係者が「違反行為をしたとはいえ、一度、渡った賞金はなかなか取り返すのは難しいはずです」と話す通り、海外のレースではメダル、賞金の返還を拒否する選手もいる。
主要レースで優勝経験があるリリア・ショブホワ(ロシア)は禁止薬物違反でロンドンマラソンの優勝(10年)、2位(11年)を取り消された。メダルと賞金(合計1050万円)の返還を拒否し、同マラソン主催者と裁判沙汰に発展し、現在も係争中だそうだ。
日本の主催者は外国人選手への賞金支払いには要注意だ。