「方程式」解体か否か 巨人・高橋監督を悩ませる二者択一
3年目を迎える外野手のアンダーソンと21歳のキューバ人投手・メンドーサは二軍が濃厚。最後の枠はマシソンとポレダの一騎打ちとなりそうなのだ。
さる球界関係者がこう言う。
「今季2勝止まりの内海と手術明けの杉内がアテにならない以上、大型先発左腕のポレダは貴重。ライバル阪神から5勝の虎キラーというのも頼もしい。首脳陣の一人は『もしマイコラスとポレダがいなかったらBクラスの可能性もあった』と感謝したほど。菅野を加えた先発3本柱を形成した外国人2人への首脳陣と球団の評価は高い。一方、勝ちパターンのマシソン、山口、沢村の方程式も簡単には解体できない。しかし、尾花投手コーチは『後ろの3人で16敗』を問題視していて、特に『8敗』の負け頭・マシソンは一時の絶対的な存在ではないと見ているフシがある。若手の田原誠などを加えた『新方程式』構築の可能性も示唆していて、開幕までにメドが立つようなら、マシソンが二軍という可能性も否定できません」
途中加入を含め、今季も計8人が在籍した巨人の助っ人勢。そのうち野手は4人だったが、誰一人として戦力にならなかった。新監督が最初に頭を痛めるのは、ダブついた外国人の振り分けになりそうだ。