相次ぐ絶縁宣言 清原容疑者は事実上の「球界永久追放」

公開日: 更新日:

 14年3月の週刊文春の薬物疑惑報道以降、清原和博容疑者(48)のもとからはクモの子を散らすように仲間が去っていった。

 着信を拒否し、メールを無視する者、携帯電話の番号自体を変える後輩選手も少なくなかった。文春報道後、写真誌フライデーのインタビューを受けた清原容疑者は薬物使用を完全否定した上で、「ガッカリしたのは、食事に行こうと約束していた日本ハム中田翔(26)が、この騒動で他人を介してドタキャンしたこと。こういうときにこそ、ホンマの人間関係がわかる」と名指しで“口撃”。一方的に標的にされた中田には同情の声が集まり、同じように騒動に巻き込まれてはたまらん、とみなが自己防衛をし始めた。

「それでも、縁を切れない選手やOBが何人かいた。現役時代に世話になった恩義があったり、逆恨みを恐れたりしたのでしょう。その中には、警視庁から任意で事情を聴かれているOBもいる。薬物とはまったく関係がないのに、清原から呼び出されるがまま何度か食事に付き合ったというだけで、そんな目に遭う。捜査員が何年もかけて、いかに詳細に清原の行動を把握していたかということでもあるが、球界の人間からすれば迷惑千万です。別の元同僚選手も清原が逮捕される前後の数十日、捜査員と思われる人間にずっと尾行されて気持ちの悪い思いをしている。ある種の実害をこうむって、辟易としている人間が球界にはいるのです」(球界関係者)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇