投手起用の不安も吐露…G高橋由伸監督が数々「本音」語る
■「キャッチャー阿部は強い巨人の象徴」
――チームのことに話を移します。今季から大黒柱の阿部慎之助(36)を一塁手から捕手に完全復帰させる意図は?
「(痛めた)首などコンディションのことはありますが、去年の阿部を見ていて、果たしてファーストでよかったのかというのはありました。『キャッチャー阿部』は強い巨人の象徴。本人とも話をして、もう一度専念してみないか? と。阿部は打つことが大前提。でも、チームのバランスの中で一塁へ戻す可能性もあります」
――一方で次世代の捕手育成がここ数年の課題となっている。ドラフト1位入団で3年目を迎える小林(26)ら若手はどうなってしまう?
「そうですね。これから阿部が5年も10年もマスクをかぶってくれるわけではない。若い捕手を育てないといけないし、育てたいと思っています。若手では小林が筆頭になるのかもしれませんが、巨人は勝たないといけないので、その両立は難しいところがあります。勝利至上主義の中で捕手を育てていく。それが課題ですね」