5月復帰のダル安心できず レンジャーズ先発陣は今季大充実
右肘のトミー・ジョン手術からの復活を目指すレンジャーズ・ダルビッシュ有(29)が順調に回復している。
7日(日本時間8日)にはブルペン入りして15球を投げ込んだ。これまでは捕手を本塁ベース前に座らせて短い距離で投げてきたが、この日は初めて通常の投球練習を行った。見守ったブロケイル投手コーチからは球数は任されていたそうだが、練習中は肌寒かったため、自分の判断でやめたという。
投球練習を終えたダルは「患部の状態は良く、不安はありません」と話した。
今後は球数を増やし、フリー打撃で打者相手に投げた後、マイナーで調整登板する。順調なら5月下旬から6月上旬にもメジャー復帰が予定されている。
昨年3月にメスを入れて以降、リハビリと並行してウエートトレに励んだ結果、肉体改造に成功。故障前よりひと回り体は大きくなり、球威も増した。13年の奪三振王(277)の完全復活を期待されるが、復帰のメドが立ったからといって、安心してばかりもいられない。
今季開幕時のレンジャーズのローテーションはエース左腕ハメルズ以下、ホランド、ルイス、ペレスの4人が確定。5人目をゴンザレス、マルティネス、グリフィンらの若手が争っているのが現状だ。