高木京も“笠原人脈” 巨人賭博汚染で囁かれる「次の選手」
■今ごろ「うみを完全に出しきれていなかった」
これを、単なる「チーム内のウワサ話」と片づけられないのは、今回の4人目の発覚がなによりの証左になる。福田ら3人の処分が決定すると、巨人は「選手、チーム、フロント一体となって高い倫理観を持ち、野球に取り組む姿勢を形にしていく」と再発防止を宣言したが、その結果がこれだ。
球界関係者がこう言うのである。
「昨年10月に福田の野球賭博を公表した巨人は当初、“他選手の関与はない”と説明していた。全選手、全スタッフを対象に行った最初のヒアリング調査の結果をもって、福田ひとりの問題としていたのです。しかし、そのわずか半月後にNPB調査委員会から笠原、松本竜の関与が発表され、巨人の調査の杜撰さが批判されました。その過程で3人が裏カジノに出入りしていたことも明らかになり、しかも、笠原のバカラ賭博に関しては一昨年から球団が把握していたにもかかわらず、NPBに報告せず、公表もしていなかった。野球協約に抵触するような重大な事案を内々で処理した甘さ、その裏の隠蔽体質を指摘されても仕方がない対応ですから。それらが露呈し、解雇された3選手以外にも賭博に手を染めていた選手がいるんじゃないか、と球界には疑念の声がありました」