4投手解雇に桜井抹消…巨人・菅野に先発手薄のシワ寄せが
巨人のエースがフル回転させられる――。
昨季までは主に先発投手は6人で回していた。しかし、今季から一軍担当の尾花投手コーチが温めていた「先発5人を中5日で回し、不安なリリーフ陣を増員する」という構想が採用された。
3月31日、その5枚のカードからさらに1枚が減った。巨人のルーキー右腕・桜井が同日、出場選手登録を抹消されたのだ。前日30日のDeNA戦でプロ初先発。五回途中4失点で降板し、初黒星を喫していた。高橋由伸監督(40)は「悪くないと思った」と一定の評価を下していたにもかかわらずだ。横浜スタジアムの練習に参加した桜井は「昨日の反省をしっかりして、すぐに戻ってこられるように調整したい。体の張り? いや、ないです」と故障説は否定したものの、何とも不可解な抹消である。
不穏な空気が流れる中、菅野智之(26)がDeNA戦に中5日で先発。六回までは73球で無失点と危なげなかったが、3-0の七回、筒香に痛恨の同点3ランを浴びて8回3失点。自身の開幕2連勝はあっという間に消えてしまった。球数は112球。開幕戦は119球を投げていた。当初はこの日に先発の6人目として今村が先発するプランもあったが、高橋監督は迷った末に間隔を詰めて菅野を投入した。