打撲抹消の川島は松葉杖 V3阻止へソフトB選手が狙われる
これが最初の一人になるかもしれない。
4日、前日の日本ハム戦で田中賢の併殺崩しのスライディングを右足に食らったソフトバンクの川島が登録抹消。病院では打撲と診断され、骨に異常はなかったものの、松葉杖をつく悲壮な姿に、工藤監督は「打撲といってもひどい」と顔をしかめたほど。ソフトバンクはこの件について、近くNPBに意見書を提出する予定だ。
しかし、ソフトバンクの負傷者は減るどころか、今後は増える一方ではないか。
なにせ主砲の李大浩(現マリナーズ)が移籍しても、「優勝間違いなし」と言われるほど戦力は圧倒的。いくらパの5球団が「3連覇だけはさせまい」と目の色を変えたところで、正攻法で止められる相手ではない。死球上等の内角攻めは当然、川島が負傷退場したような危険な併殺崩しもいとわないだろう。川島への一件は審判団が「問題なし」と判断しただけに、なおさらだ。
「日ハムの栗山監督は以前からソフトバンク戦に異常なほどの執念を燃やしている。そうした空気を選手は肌で感じるものですからね。今回の一件は、そうした打倒ソフトバンクの雰囲気が背景にある。しかし、今季は全監督が同じ気持ちのはず。ソフトバンク戦で目の色を変える選手が増えれば増えるほど、ケガ人も続出しかねない」(日ハムOB)