勝機は打線分断 セ007が見つけた今季巨人の“致命的弱点”
「長野、立岡の1、2番を抑えると巨人打線は機能不全となって凡打の山を築く傾向がある。特に開幕当初は打ちまくっていた立岡を中日が最初の2試合で無安打に抑えたことは、他球団にも参考になったのではないか。あとは落ちてきた4番のギャレットをこのまま沈めておくことです」
この中日3連戦の3人の成績を見てみると……。
1番・長野
4-0、5-0、5-1
2番・立岡
4-0、4-0、3-2
4番・ギャレット
4-0、4-0、3-2
「この日はギャレットと立岡に打たれたから中日は負けた。抑えた試合は負けていない。ギャレットはやっと安打が出たとはいえ、一回りの対戦で早くも弱点が露呈し始めている。簡単にいえば、低めが好きで高めは嫌い。これを配球に生かそうと。立岡、長野を含めたこの3人を攻略すれば、巨人打線は怖くないのです」(別のスコアラー)
56得点はリーグ4位。決勝打の3番・坂本は打率.339と好調だが、標的はその前後の選手だった。他球団の打線分断作戦で、昨季同様に貧打の傾向が出始めている巨人。今季もセは混戦模様になりそうだ。