術後配慮の慎重起用濃厚 ダル“復帰後”に待つストレス地獄

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 実戦復帰が徐々に近づいている。

 右肘の腱を再建するトミー・ジョン手術からの復活を目指すレンジャーズ・ダルビッシュ有(29)。13日(日本時間14日)には術後、初めてフリー打撃に登板し「すごく楽しめた」と明るい表情で話すなど、順調な回復ぶりを見せている。今後は球数を増やしながら、2度、打者相手に投げ、24日にもマイナー戦で実戦復帰する予定だ。

 複数の地元メディアは「順調に調整が進めば、メジャー復帰は5月12日のホワイトソックス戦になる」と予想。当初の予定通り、5月上旬から中旬には戦列に戻れる見込みだが、問題は復帰後だ。

「ローテーションに戻っても、相当な我慢を強いられることになるはず。特にレンジャーズは慎重なチームだからね」

 と地元記者。レンジャーズに限ったことではないにしろ、メジャーではトミー・ジョン手術明けの投手の起用には慎重を期し、1試合あたりのイニング数、球数は厳密に制限される。例えば、レンジャーズでは昨年7月に同手術から復帰した左腕のマーティン・ペレスは、患部への負担を減らすため、登板間隔を5日以上空けるなど細心の注意が払われた。

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