弱点克服でジレンマが 日ハム大谷の猛打賞に首脳陣冷や汗
「だから、相手バッテリーも内角攻めの配球が増えている。この日も岸の内角をよける場面があったが、ベンチは気が気じゃなかったのではないか」(球団OB)
いくらプロといえど、コントロールがひどい投手はいくらでもいる。万が一、手元が狂って頭にでもぶつけられたら……。そうでなくとも、手指を骨折しようものなら大惨事だ。「打者大谷」がケガをするということは、防御率1.87の「投手大谷」も離脱するということ。二刀流だからこそ、1つのケガで選手2人分の戦力ダウンとなる。
かつての巨人篠塚ばりの外角流し打ちを見せた大谷だが、首脳陣は手放しで喜んでばかりもいられない。