日ハム大谷また勝てず…悪い“投球テンポ”に野手ヘトヘト
これじゃあ野手だってたまらない。
17日、日本ハムの大谷翔平(21)が先発するも、またもや勝ち負けつかず。ロッテ打線を8回2失点に抑えながら打線の援護に恵まれず、開幕4試合で防御率1・86ながら0勝2敗だ。
だがしかし、ここで打てない野手を責めるのはお門違い。大谷に援護点がないのは、自身の投球と無関係ではない。
大谷はとにかく立ち上がりが悪い。この日も初回2死から四球を与え、二回にはロッテに先制点を献上した。投手有利のカウントからボール球を連発、あるいはボール先行でストライクを取りにいった甘い球を狙われている。これまでも4試合中、3試合で先制点を取られている。
評論家の山崎裕之氏は「野手が打てないのも無理はありませんよ」と、こう続ける。
「守備についている野手は投手が投げる1球1球に神経を集中させている。ファウルで粘られるならともかく、テンポが悪い投手だと野手も精神的に参ってしまいます。当然、打撃にも影響する。私も現役時代、二塁守備につきながら、『相手打者のタイミングが合ってない。ここは3球勝負でいいだろう』と思っている場面でボール球を連発され、ガックリしたことが何度もある。守備時間が長くなれば、体の方も疲れますからね」