米国での激太り解消も オリ中島の故障癖は“断食”が原因か
スポーツ選手にとって切り離せないのが体重管理だ。
多くの選手は自分のベスト体重が何キロかを把握。トレーニングや栄養学を駆使し、自分が最もパフォーマンスを出しやすい体重を維持しているが、これは簡単なことではない。
例えば、オリックスの中島宏之(33)は昨年、シーズン中に断食を慣行した。というのも、13、14年の米国生活で激太り。
「14年オフに日本球界に復帰した際は、腹が突き出て二重アゴ。オリックスのキャンプで上半身裸の姿を見ると、まるで中年太りのオジサンのように下腹がポッコリ出ていた。『体を絞らないとケガをするぞ』と話したんですが……」
こう言ったOBの危惧は的中した。昨年4月、走っただけで右太ももを負傷したのだ。
中島も体重増が原因と感じたのだろう。本人いわく、「二軍落ちした数日間は栄養のあるジュースだけを飲んでいた」とのことで、ベスト体重である90キロ近くまで減量し、「体のキレが違う」と喜んでいた。ところが、体力まで落ちたのか夏場に入るや成績が下降。6月は3割5分を打つも、7、8月の月間打率は2割3分台。最終的に打率.240と低迷した。