“代打由伸”の穴埋まらぬ巨人 相川亮二に終盤の切り札託す

公開日: 更新日:

■阿部の調子が上がってくるまでは…

 村田ヘッドコーチは「打撃がいいから」と期待するように、これまで全試合でスタメンマスクをかぶる小林誠の「第2捕手」としてはもちろんのこと、試合終盤で代打起用することを想定。

 一軍の捕手は現在2人制だけに、前日は緊急時の「第3捕手」として内野手の寺内が捕手の練習を行った。寺内が捕手をやってくれれば、打力のある相川を代打の1番手として起用できるからである。

 相川は相川で先月から定期的に一塁の練習を行っている。複数ポジション制は原前監督時代からの方針。選択肢を増やす目的もある。

「右の代打として出場した時に、そのまま一塁手として打線に残ることもできる。終盤にギャレットなどに代走を送って一塁手がいなくなった時に相川が入ったり、そこから捕手に就くことも可能になる」とはあるコーチ。相川を代打で使いたくて仕方がないようだ。

 とはいっても、相川が“切り札”になるのかどうか。代打の層が薄いがゆえに押し出されるように候補として浮上しているが、最終的には二軍調整中の阿部がこの役割を務めるだろうともっぱらだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…