赤土王者ナダルに錦織惜敗も 「全仏につながる」と専門家

公開日: 更新日:

 さらに塚越氏はこう続ける。

「今のファンは、すぐにでも4大タイトル制覇を錦織に求めるが、簡単なことではない。ボリス・ベッカーやゴーラン・イバニセビッチといったトップ選手を指導してきた世界的名コーチのボブ・ブレッドは、『ベッカーの指導を受けているジョコビッチは、14年USオープンでケイに負けた時より数段上達している。サーブは深く入れてくるし、リターンもラリーも深く返して、相手に攻めさせない。錦織は一試合一試合(世界)ランクなりの成績を残すことが大事。今は我慢の時。サーブやネットプレーをより磨いて欲しい』と語っている。錦織はクレーコートが好きですが、以前は結果がついてこなかった。14年のバルセロナに勝って自信がついたと言っている。(クレーコートで行われる)5月のマドリードや全仏もいい試合をすると思う」

 今回の敗戦がさらなる飛躍のきっかけとなるか。

▽錦織のコメント
「チャンスを多く逃してしまった。ナダルの守備力がすごく、自分ができる以上の積極的なプレーをしないといけないので焦ってしまった。トップ5に勝つには、全ての面で少しずつ良くならないと」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇