アイアンの長さが全部同じならロフトによって球の高さが明確に変わる
では、アイアンの長さを統一したら、どんなことが生じるのか?
通常のアイアンは番手ごとに長さが0.5インチずつ変わる。これにより、ロングアイアンはクラブを長くすることで球が上がりやすく、ショートアイアンはクラブを短くすることで球が上がり過ぎない設計がなされている。
対して、全番手同じ長さの場合、球の高さはロフトで決まる。ロフトが少ないロングアイアンは通常のアイアンよりも弾道が低く、ロフトが多いショートアイアンは通常のアイアンよりも弾道が高くなる。全番手同じ長さだと、ロングアイアンもショートアイアンもロフト通りにボールが飛ぶようになるのだ。
どちらがゴルファーに有利なのかは、まだ答えは出ていない。デシャンボーが提唱する全番手同じ長さのアイアン、ひょっとしたら近い将来、市販されるかもしれない。