“4番の差”で竜に3連敗…巨人に早くもビシエド強奪計画
「今季6試合戦った巨人打線の印象? 好調なのは坂本だけでつながりがない。巨人が強かった頃はうちが4、5点リードしていても、狭い東京ドームでは、いつ逆転されるかとみんなビクビクしていた。そんな怖さがあったのに、今年はそこまでの迫力がないですね」
迫力不足の最大の原因となっているのが、4番のギャレットだ。この日は六、八回の2度の好機で凡退。八回に二ゴロ併殺打に倒れた際には、ヘルメットを叩きつけて悔しがるなど、イライラは頂点に達している。八回のマウンドに立った中日の田島は試合前、こう話していた。
「3番の坂本さんが調子がいいので、場合によっては無理をしないで四球で歩かせて、4番のギャレット勝負でいいと思います」
横手投げの田島が一般的に相性が悪いとされる左打者の、それもあえて4番との勝負を選択すると言うからよっぽどだ。田島は坂本に安打を浴びたものの、ギャレットを併殺打に打ち取って、19試合連続無失点を継続した。
8日現在、ギャレットは打率・217、6本塁打。得点圏打率・125では、4番降格は時間の問題である。