無傷4勝目の巨人・菅野は“球数100球”で全試合完投を狙い

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 試合時間2時間3分。まるで高校野球のような早い試合を演出したのは、巨人のエース菅野智之(26)だ。

 5日の広島戦に先発。天谷に2ランを浴びて連続無自責点記録は40イニングで途切れたものの、テンポ良く無四球完投。無傷の4勝目を挙げ、ハーラートップに並んだ。

 八回終了時点で98球。尾花投手総合コーチに「(続投か降板か)どうする?」と聞かれたというが、「ここ2試合はリリーフ陣が頑張っていたので投げ切ろうと思った」と続投を志願したことを明かした。代わるはずなどない。狙い通りの107球。最初から完投するつもりだったからだ。

「『リリーフが頑張っている』は本音か建前か。前回登板の阪神戦は8回1失点で4勝目が目前だったのに、九回に抑えの沢村が打たれて勝利投手の権利が消された。菅野はこの時、『普段の取り組みは素晴らしいし、誰も責める人はいない』と優等生コメントで先輩を思いやった。とはいえ、ですよ。菅野はその前のDeNA戦でも7回無失点でマウンドを降りた途端、沢村が同点にされて勝ちが消えている。マエケンがメジャーへ移籍した今季はセ・リーグのタイトル総なめを狙っている。たまになら仕方ないと思えるが、こうも救援失敗が続いては、『もう人には任せられない』が本音でしょう。高橋監督に交代されないよう、球数100球前後で完投する作戦を捕手の小林と練っていたようです」(球界関係者)

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