連夜のバカ当たり 巨人・坂本の打撃好調に「2つの要因」
ああでもない、こうでもないと形が変わっていた「相棒」がやっと定着したというのだ。
そのバットの「使い方」も一貫するようになってきた。左右の手をつけず、離し気味にして握っている独特な打法は昨季から継続。14年オフ、坂本はこう話していた。
「ソフトバンクの松田さんは右手と左手を離してバットを持っている。基本とは違うので、常時はやりにくかったけど、ボクはヘッドが下がっちゃうところがあって、それが改善されるのでは、とアドバイスをもらったので、やってみようと思っているんです」
本格的に取り組み始めて2年目。握り方に慣れ、バットの操作性が増したのである。
プロ10年目の節目のシーズン。浮気性が直って腰を落ち着けたことで、高打率をキープしているようだ。