閉鎖的なゴルフ界の仕打ち? 強豪選手が次々“デイ叩き”の謎
世界ランク1位のJ・デイ(28=豪州)がバッシングにさらされている。
事の発端は先週行われたプレーヤーズ選手権だ。完全優勝で今季ツアー3勝目(通算10勝)を果たしたデイに対し、マスターズ覇者のD・ウィレット(28=イングランド)やS・ローリー(29=アイルランド)が、「第3ラウンドに6時間近くかけた」と公然と批判。ローリーは「デイがツアーで一番のスロープレーヤーだ」と発言したと、AFP通信が報じた。
過去に“前科”があるならまだしも、これまでスロープレーのペナルティーどころか、警告を受けたという話も聞いたことがない。それが突然の「デイ叩き」である。なぜか。単なるマスコミの嫌がらせなのか、それとも他に何か理由があるのか。
■幼少期は“混血”ゆえに差別も
デイは、オーストラリア人の父親とフィリピン人の母親の間に生まれた。幼少期には混血ゆえに差別され、11歳の時、父親を亡くし、女手ひとつで育てられながら、憧れのタイガー・ウッズを目指し、プロになった経緯がある。