マエケン“試練”の中5日 球審負傷でリズム乱れ勝敗つかず
新人右腕が想定外のアクシデントに見舞われた。ドジャース・前田健太(28)が4勝目(3敗)をかけて22日(日本時間23日)のパドレス戦に中5日で登板。5回を4安打4失点、2四死球、5三振。勝敗は付かなかった。
この日の前田は、これまで以上に緩急を付けた投球で相手打線に的を絞らせなかった。最速148キロの直球にスライダー、カーブを効果的に織り交ぜて四回までに許した走者は死球による1人だけ。テンポも良く、相手打線が早いカウントから手を出したこともあり、気の早いスタンドのファンからは無安打無得点を期待する声も聞こえ始めた。
予期しない事態が勃発したのは五回の自軍の攻撃中だった。この回、先頭ピーダーソンがセーフティーバントを試みたが、後方へのワンバウンドの打球はライクリー球審の股間を直撃。球審はその場で崩れ落ちて、治療のため試合は中断した。
約20分後に試合は再開し、ドジャースの攻撃は3人で終了。前田は五回のマウンドに上がったが、中断でリズムが狂ったのだろう。この回は4安打に四球も絡んで一気に4失点。六回の第2打席で代打を送られて試合を退いた。