由伸監督も限界 大コケ大砲ギャレに見切りで緊急補強浮上
この日は守りでも足を引っ張った。
22日の中日戦、1点ビハインドの六回に、巨人一塁手のギャレット・ジョーンズ(34)が併殺を狙って二塁へ悪送球。二塁走者の本塁生還を許すと、その後もバント処理で送球エラー。1イニング2失策のドタバタで、粘投を続けていた先発・高木を“KO”してしまった。
ギャレットは「慌ててしまって送球が乱れた。自分でも残念だ」とうなだれ、村田ヘッドコーチは「痛い。しっかり守らんと」と苦言。一塁手としては12球団ダントツの6失策目。他球団には「バントは一塁手のギャレットに捕らせろ」との合言葉があるほどで、「巨人の穴」は大きくなるばかりなのだ。ある巨人の野手がこう言っている。
「いいヤツなんですよ。エラーすると必ずマウンド付近に小走りで行き、投手に『ソーリー』って謝っている。そんな外国人、あまりいない。だから言いにくいんですけど、投手からは不満の声が出ています。内野手はまずは守ってくれないと……」
なにせメジャー122発の大砲だ。守備のミスには多少は目をつぶってもらわないと――。そんな言い分はしかし、この助っ人には通用しない。打ってもパッとしないからだ。