米国では評価冴えず それでも巨人「ガルシア獲得」の狙い
巨人がキューバ出身のホセ・ガルシア外野手(23)との契約合意を発表した。背番号は79。5月中旬以降に来日する。
キューバ国内リーグで昨季は最多安打、今季は最多打点をマーク。同リーグでの通算成績は263試合で打率.307、28本塁打、139打点だった。
キューバ代表として昨年7月のパンアメリカン大会に出場、今年3月の米大リーグ・レイズとのオープン戦では2安打を放った。巨人では14~15年に所属したセペダ外野手、今季も所属するメンドーサ投手に続き、キューバ国内から直接入団する史上3人目の選手となる。
兄には米メジャー・ブレーブスで昨季10本塁打を放ち、今季もレギュラーでプレーするアドニス内野手(31)がいる。メジャーリーグに詳しいスポーツライターの友成那智氏がこう言う。
■「フリースインガー」
「ガルシアには米球界も注目していて、潜在能力は兄より上という高い評価をしています。打撃面は高めが強いハイボールヒッターで広角に打てるのが特徴。一方で選球眼が悪いため、『フリースインガー』ともいわれる。日本の変化球の多い組み立てには苦しむかもしれません。守備面は肩がめっぽう強く、送球に自信を持つ半面、守備率が・954と外野手にしてはかなり悪いのが気になります」