指導3年目で成績足踏み 錦織&チャン“コンビ解消”に現実味
13年は安定さを欠いていたジョコビッチ(29)は、翌14年から4大大会通算6勝の元世界1位のベッカーをヘッドコーチにつけて世界1位に返り咲き、今も世界最強の座をキープしている。師匠はクレーが大の苦手だったため、ジョコもグランドスラムは全仏だけ勝っていないが、それでもベッカー招聘は大正解だった。
ジョコと対照的なのが世界2位のマリー(29・同3位)だ。マリーは今月初め、14年6月から一緒にやってきた元世界1位の女性コーチ、モレスモと決別した。モレスモと契約前は、12年全米とロンドン五輪、13年の全英に勝っていた。その後はグランドスラムの優勝はないし、ジョコから世界1位の座を奪えなかった。
錦織がマイケルの指導を受けてから今年で3シーズン目となる。足踏み状態が続くようなら、「コーチを代えた方がいいかも……」という考えになっても不思議ではない。
ちなみに、マイケルは錦織がツアーにモデルの彼女を帯同していることが面白くないそうだ。その恋人は、今回も現地入りしている。師弟関係の破局は案外早いかもしれない。