欧州合宿のリスク 日本競泳陣はリオまでに“丸裸”にされる

公開日: 更新日:

 競泳男女のメダル候補がリオ五輪に向けて早くも最終仕上げに入る。

 男子200、400メートル個人メドレー、200メートル自由形の萩野公介(21)と、女子200メートルバタフライの星奈津美(25)が合宿地の欧州に向けて出発。現地ではスペイン・グラナダで高地合宿を張り、欧州GP、フランス・オープンなどのレースに参戦する。この間、日本には帰国せず、7月末には現地からリオの選手村に入る。

 搭乗を前に成田空港で取材に応じた萩野は「練習をしっかり積んで、最高に濃密な2カ月になればいい」と意気込みを口にした。

 萩野らが出場するレースは欧州の強豪選手が五輪本番前の最終調整を目的にこぞって参戦する。日本勢にとっては本番さながらの大会で仕上がりを試す絶好の機会だが、その一方でリスクも伴う。

 欧州のレースや合宿ではライバル陣営に丸裸にされかねないからだ。大会によってはレース中の泳ぎを分析するため、水中カメラが設置されるケースもある。各選手の映像でフォームを分析したり、スタート時のリアクションタイムを計ることも可能だ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…