合宿にファン5500人 稀勢の里「横綱昇進」へ好調維持
「横綱候補」と言われ続けて幾星霜。7月場所こそ昇進できるといいのだが……。19日に打ち上げとなった大相撲の田子ノ浦部屋の合宿。香川県観音寺市で3日間にわたって行われ、所属力士たちが汗を流した。中でも注目は大関の稀勢の里(29)。最終日のこの日は高安を圧倒。集まったファンを喜ばせた。
この3日間で詰め寄せた見物客は、約5500人。それだけファンは日本人横綱を待ち望んでいる。ここ2場所連続で13勝2敗と高いレベルで安定していることもあり、横綱審議委員会も「来場所は14勝以上の優勝なら……」と、もはや2場所連続優勝にこだわっていない状況だ。
もっとも、「稀勢の里は注目が集まった時ほどもろい」というのは好角家の間では常識。メディアもファンも、過度な期待は禁物だ。