強行出場でも10連敗…照ノ富士を苦しめる師匠の“鬼指導”

公開日: 更新日:

 こんな相撲では観客にも失礼だ。

 12日目、稀勢の里の攻めにあっさり土俵を割って10連敗の大関照ノ富士(24)。プロテクターさながらに両ヒザをテーピングでガチガチに固めており、まともに相撲を取れないのは一目瞭然。本人も負けるたびに「もうしんどいよ」と弱音を吐いている。

 角界関係者から「休場すべき」という声が上がっているのはもっともで、現在2勝10敗。とっくに負け越しは決まっている。どうあがいても来場所のカド番は避けられないのならば、無理せずに体を休めた方がいいに決まっている。

 照ノ富士は「休んでも一緒だから」と休場に否定的だが、ある親方は「師匠の伊勢ケ浜親方(55=元横綱旭富士)は何をやっているのか」と、こう話す。

「ヒザのケガは力士生命にも関わるもの。何より、お客さんはブザマな相撲を見るために安くないチケットを買っているわけではない。弟子が何と言おうと、親方が無理やりにでも休ませるべきです。伊勢ケ浜親方は厳しい指導で鳴らしており、『立って歩けるうちはケガに入らない』が持論です。だが、弟子やお客さんがしわ寄せを食うようでは話にならない。伊勢ケ浜親方は何か勘違いしているのではないか」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動