マエケン7勝目 カーショウ離脱の穴埋めたエース級の働き
ルーキー右腕がチームの緊急事態を救った。
ドジャース・前田健太(28)が30日(日本時間1日)のブルワーズ戦に登板。6回を3安打1失点、6奪三振4四死球で7勝目(5敗)をマークした。
初回、安打と連続四死球で1死満塁のピンチ。5番・ヒルの犠飛で先制を許したが、その後は安定感を取り戻した。スライダー、チェンジアップを有効に使い分けブルワーズ打線につけ入る隙を与えない。五回には自らの牽制悪送球もあって一、三塁のピンチを招いたが、3番で12年の本塁打王ブラウンを内野ゴロに仕留めて追加点を与えなかった。
この日はエースでサイ・ヤング賞左腕のクレイトン・カーショウ(28)が腰と左肩の違和感で故障者リスト(DL)入り。6年連続開幕投手を務めた今季はここまで16試合で11勝(リーグ2位タイ)2敗、防御率1.79(同トップ)と安定した内容でチームの投手陣を牽引してきた。
試合後の前田は「オールスターまでみんなでカバーしたい」と話したが、ルーキー右腕にはエース級の働きが求められる。