巨人阿部は失策が安打に…“記録訂正”に泣いた名打者たち

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 彼らよりはるかに悔しい思いをしたのは、広島OBの前田智徳だ。98年には横浜(現DeNA)の鈴木尚典と激しい首位打者争いを演じ、最後の直接対決は監督の思惑などもあって両者欠場し、前田はヒット1本(1打数1安打)足りずに.3353、1厘2毛差で負けた。これにより.3365の鈴木は2年連続の首位打者となった。3度の三冠王に輝いた落合が「打撃の天才」といった前田はこのチャンスをものにできず、結局無冠に終わった。

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