偉業達成目前のイチローは出場機会激減も“秒読み”段階

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 イチローの記録達成が近づけば、日米の報道陣が大挙して押し寄せるため、チームにとっては迷惑極まりない。どれだけ打とうが、「4人目の外野手」の評価は変わらない。本来なら、極力、レギュラー3人を使いたいところだが、記録のかかっているイチローを無視するわけにもいかない。レギュラーシーズンに集中したい首脳陣にとっては「さっさとセレモニーを終わらせてくれ」が本音だという。

 実際、マーリンズは周囲が騒ぐほどベテラン外野手の安打記録にこだわってはいない。米国でも話題になった“日米通算”4257安打を達成したのは6月15日の敵地サンディエゴでのパドレス戦だ。翌節には本拠地マイアミでのロッキーズ戦が控えながら、敵地で出場機会を与えられたのは、1日でも早く騒動から解放されたいチームの思惑からだろう。

 シーズン終盤まで地区優勝、ポストシーズン進出争いを演じれば、集客は十分に見込める。イチローは偉業達成と同時に客寄せパンダの役割も終えることになる。

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