早実の新旧スター 清宮幸太郎が斎藤佑樹になる可能性は?

公開日: 更新日:

 週刊文春によれば、斎藤がたかったポルシェを受け取りに出向いたのは父親だという。その父親は「本人から取りに行ってくれと言われただけなので、誰の名義なのかは聞きませんでした」「いろいろな面で誤解を受けるようなことがあれば舛添さんになってしまいますから。すみませんでした」と同誌の取材に答えている。「舛添さん」はたかりやおねだりはしていないと思うが、それはともかく、父親は結果として斎藤の「おねだり」に手を貸したことになる。

 一方、清宮の父親でラグビーのヤマハ発動機を日本一に導いた清宮克幸監督(49)はシビアだ。

 昨年の本紙インタビューでは「ラグビーの指導と子育てはあまり変わりません」と言い、「大事なのは自分の意見を語ること。成功も失敗も自分で考えさせ、自分の言葉で語らせる」とその教育論を展開。悪さをした幼い清宮を叱る際、わざわざ東京タワーの下まで連れて行ったエピソードを明かした。東京タワーという場所を利用して本人に強烈に叱られたことを印象付ける、同じ過ちを繰り返さないための方法なのだろう。少なくとも子供に頼まれたことを二つ返事で引き受ける“マネジャー”とは、まったくタイプが異なる。

 清宮はまだ高校生。その性格や生きざまは今後によって大きく左右されるが、現時点で「たかり王子」になる不安はなさそうだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    べた褒めしたベッツが知らない、佐々木朗希"裏の顔”…自己中ぶりにロッテの先輩右腕がブチ切れの過去!

  2. 2

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  3. 3

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  4. 4

    巨人・田中将大“魔改造”は道険しく…他球団スコアラー「明らかに出力不足」「ローテ入りのイメージなし」

  5. 5

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  1. 6

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  2. 7

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…

  3. 8

    佐々木朗希を徹底解剖する!掛け値なしの評価は? あまり知られていない私生活は?

  4. 9

    大阪・関西万博の前売り券が売れないのも当然か?「個人情報規約」の放置が異常すぎる

  5. 10

    僕に激昂した闘将・星野監督はトレーナー室のドアを蹴破らんばかりの勢いで入ってきて…