早実の新旧スター 清宮幸太郎が斎藤佑樹になる可能性は?
週刊文春によれば、斎藤がたかったポルシェを受け取りに出向いたのは父親だという。その父親は「本人から取りに行ってくれと言われただけなので、誰の名義なのかは聞きませんでした」「いろいろな面で誤解を受けるようなことがあれば舛添さんになってしまいますから。すみませんでした」と同誌の取材に答えている。「舛添さん」はたかりやおねだりはしていないと思うが、それはともかく、父親は結果として斎藤の「おねだり」に手を貸したことになる。
一方、清宮の父親でラグビーのヤマハ発動機を日本一に導いた清宮克幸監督(49)はシビアだ。
昨年の本紙インタビューでは「ラグビーの指導と子育てはあまり変わりません」と言い、「大事なのは自分の意見を語ること。成功も失敗も自分で考えさせ、自分の言葉で語らせる」とその教育論を展開。悪さをした幼い清宮を叱る際、わざわざ東京タワーの下まで連れて行ったエピソードを明かした。東京タワーという場所を利用して本人に強烈に叱られたことを印象付ける、同じ過ちを繰り返さないための方法なのだろう。少なくとも子供に頼まれたことを二つ返事で引き受ける“マネジャー”とは、まったくタイプが異なる。
清宮はまだ高校生。その性格や生きざまは今後によって大きく左右されるが、現時点で「たかり王子」になる不安はなさそうだ。