スタメン外れチーム連勝…阪神鳥谷“レギュラー剥奪”危機
皮肉なものである。
阪神は26日のヤクルト戦で逆転勝ち。24日の広島戦でスタメンから外れて連続試合フルイニング出場が667試合でストップした鳥谷は、この日もベンチスタート。八回の守備から途中出場して安打も放ち、チームは連勝。金本監督は「主力が活躍して、自分たちの形を何とかつくりたい」と話したが、このまま鳥谷のレギュラー剥奪もあり得るだろう。
金本監督は、一部で囁かれた遊撃からのコンバート案についてはやんわりと否定し、久慈内野守備走塁コーチも「遊撃しかやらないんじゃないか」と話している。もちろん鳥谷への配慮もあるのだろうが、裏を返せば「あくまで遊撃手として戦力にならなければ使いませんよ」という意味にも受け取れる。今後スタメン復帰しても不振が続けば、これまでのように無理をしてでも使い続けることはないかもしれない。
現に阪神は、今年のドラフトに向けて、「ポスト鳥谷」探しに熱心だ。6月には、ドラ1候補の吉川尚樹(中京学院大)の視察に13人ものスカウトが駆け付けた。京田陽太(日大)も密着マークを続けている。