広島斬りで評価急上昇 G田口の“最年少侍J入り”に現実味
2位巨人が先勝した。
27日、10ゲーム差の首位広島と対戦。先発した田口麗斗(20)が7回を4安打2失点で6勝目(6敗)を挙げた。高橋由伸監督(41)は「いい投球だった。これまでイニングの先頭打者を出してしまう課題が目立ったが、きっちり投げていた」と及第点。これまでは「開幕からローテで投げてるんだから、もう少し頑張ってくれないと」などと苦言を呈すことが多かったが、現ローテの中ではエースの菅野に次ぐ信頼度ともっぱらだ。
前日の岐阜の試合は雨天中止。広島はジョンソンを前日からスライド登板させたが、巨人は内海を吹っ飛ばし、田口の先発を変更しなかった。5月には田口をスライドさせ、登板予定だった内海を飛ばしている。この時、高橋監督は「普通に考えて迷いはない」と断言している。田口は広島から2勝目(2敗)。内海は広島戦0勝2敗で防御率11・05。どちらが信頼できるか、確かに明白である。田口は防御率2・74でリーグ4位の好位置につける。20歳左腕に大きな期待を寄せるのは高橋監督だけではない。侍ジャパンの指揮官も熱視線を送っているという。