室伏が三度目アスリート委員選へ 露の薬物問題どう影響?

公開日: 更新日:

 ロシアのドーピング問題が思わぬところに波及した。リオ五輪会期中に行われる、国際オリンピック委員会(IOC)のアスリート委員選挙の情勢に影響しそうなのだ。

 今回、IOC委員とともに改選されるアスリート委員には、日本から先の日本選手権で派遣標準記録を突破できずに引退を決めた男子ハンマー投げの室伏広治(41)ら23人が立候補。ロシア陸連による組織的なドーピング問題で、五輪欠場を余儀なくされた女子棒高跳びの女王エレーナ・イシンバエワ(34)も立候補者に名を連ねている。

 アスリート委員選挙は五輪出場選手の投票で決定。夏季五輪からは8人が選出される(冬季は4人)。1競技につき1人しか選ばれないため、当初は五輪から除外されたイシンバエワに世界中のアスリートから同情票が集まるとみられていた。

 08年北京、12年ロンドン(選挙違反で無効)と2回連続で落選した室伏は今回の苦戦も予想されたが、ここにきて状況は一変。IOCでは、国ぐるみでドーピングに手を染めたロシアの関係者を要職から排除しようとする動きもあるという。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

  2. 2

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  3. 3

    菊間千乃氏はフジテレビ会見の翌日、2度も番組欠席のナゼ…第三者委調査でOB・OGアナも窮地

  4. 4

    中居正広氏「性暴力認定」でも擁護するファンの倒錯…「アイドル依存」「推し活」の恐怖

  5. 5

    大河ドラマ「べらぼう」の制作現場に密着したNHK「100カメ」の舞台裏

  1. 6

    フジ調査報告書でカンニング竹山、三浦瑠麗らはメンツ丸潰れ…文春「誤報」キャンペーンに弁明は?

  2. 7

    フジテレビ“元社長候補”B氏が中居正広氏を引退、日枝久氏&港浩一氏を退任に追い込んだ皮肉

  3. 8

    下半身醜聞ラッシュの最中に山下美夢有が「不可解な国内大会欠場」 …周囲ザワつく噂の真偽

  4. 9

    フジテレビ第三者委の調査報告会見で流れガラリ! 中居正広氏は今や「変態でヤバい奴」呼ばわり

  5. 10

    トランプ関税への無策に「本気の姿勢を見せろ!」高市早苗氏が石破政権に“啖呵”を切った裏事情