女子5000m見どころは「アヤナ世界新」と「上原の大逃げ」
目が離せない12周半になりそうだ。
キャリア2戦目の挑戦で、リオ五輪女子1万メートルをぶっちぎりの世界新で制したアルマズ・アヤナ(24=エチオピア)が5000メートルに登場する。
もともと5000メートルが“本職”で、世界選手権では13年ロシア大会で銅、昨年の北京大会では金メダルを獲得。今年6月には、ディババ(エチオピア)の持つ14分11秒15の世界記録に1秒44差に迫る歴代2位の記録を出した。相性のいいリオのトラックとアヤナの勢いからすれば、13分台も夢ではない。
アヤナに先んじて“独走”を見せそうなのが上原美幸(20)だ。予選ではスタートから大逃げ。3500メートル付近で後続に追いつかれたが、粘って自己ベストの15分23秒41で予選通過。日本勢20年ぶりとなる決勝進出を果たした。上原の戦略も見ものだ。