広島と8差…巨人“リメークドラマ”はマシソンが頼みの綱
巨人が延長戦で痛い星を落とした。21日の阪神戦。十回からマウンドに上がった3番手・山口が、2死一、二塁から北條に勝ち越し適時二塁打を浴びた。続く鳥谷にも打たれ3失点で降板。プロ11年目で自己ワーストとなる6敗目を喫した。
高橋監督は試合後、「山口は最近いい投球だった? そうですね。いい状態だと思うし、打たれる時もあるでしょう」と話したものの、「次は広島との直接対決? 今日の試合の整理がしきれていないので」と質問を遮った。
これで今季の阪神戦は12勝6敗1分け。首位広島とのゲーム差は8に広がった。カモ相手に取りこぼすのは、それだけダメージが大きいのだ。
「山口は最近5試合連続無失点だったが、防御率は5・59。すでに勝利の方程式から外れているし、これからますますいい場面で使いにくくなった。抑えの沢村も絶対的な存在ではない。そうなるとマシソンの出番。この日は九回に2番手でピシャリ。160キロの球速はチームナンバーワンで、回またぎや連投も文句ひとつ言わずに投げる献身的な姿勢も評価が高い。緊迫した場面では、連日マシソンが投入されることになるでしょう」(チーム関係者)
マスコミが騒ぐ「リメークドラマ」は限りなくジ・エンド。頼みの綱はマシソンだけというのだ。