竜ドンデン返し人事の裏側 森新監督&落合GMに“鉄の結束”
■新監督は「中継ぎ」を自任も…
森新監督は、落合GMが中日監督に就任した04年から投手コーチ、ヘッドコーチとして8年間もコンビを組み、球団史上初の連覇を含むリーグ優勝4回、日本一1度を達成。落合GMをして、「オレがもう一度、ユニホームを着るときは必ずシゲを呼ぶ」と言わしめる関係になった。
「ガッツこと小笠原二軍監督の就任が濃厚とされた今回の監督人事で、その既定路線をひっくり返したのが落合GMです。最下位に沈んだ今季の低迷に対する批判が落合GMに集中し、影響力が薄れたと言われる中で、それでも森さんを監督にしたかった。監督時代の落合GMは投手の起用はもちろん、コーチのまとめ役、選手のフォローから外国人の獲得、トレードまですべて森さんに任せ切りで、何から何まで世話になった恩義がある。以前、『シゲがもしどこかで監督をやることになったら、オレはヘッドコーチでも打撃コーチでも何でもやる』とまで言っていましたからね。もちろん、森さんを監督に推したのは、自らの影響力を保持する思惑もあってのこと。反落合派の本社関係者やOBは、『実質的な落合政権の復活だ』と警戒しています。それくらい、落合─森の関係は強固なのです」(地元マスコミ関係者)