オリオールズvsブルージェイズ いずれもダルは一発に警戒
ポストシーズンは4日(日本時間5日)、ブルージェイズ、オリオールズによるア・リーグのワイルドカード(WC)ゲーム(トロント)で開幕。
この試合の勝者が6日(同7日)からの地区シリーズ(5回戦制)でダルビッシュ有(30)のレンジャーズと対戦する。
両軍のどちらが地区シリーズに勝ち上がっても、7日(同8日)に登板予定のダルは配球で細心の注意が求められる。両チームとも打線が強力だからだ。
オリオールズは本塁打王(47本)のトランボを筆頭に、デービス(38本)マチャード(37本)と主軸が揃って30発以上を放った。ブルージェイズも打点王(127)で、リーグ3位の42本塁打のエンカーナシオン、37本塁打のドナルドソンら、リーグを代表する打者が揃う。チーム本塁打数はオリオールズが253本(メジャートップ)、ブルージェイズが221本(同4位)で、ともに破壊力抜群だ。
ダルは今季、右肘手術から復活し、17試合で7勝5敗、防御率3・41。レギュラーシーズン終盤には直球の最速が150キロ台後半をマークした。球威は増し、9月24日のアスレチックス戦、同30日のレイズ戦と2連勝でレギュラーシーズンを締めくくり、ポストシーズンに向けて調子の良さをアピールしたが、一発のある打線が相手では不安は尽きない。