日ハム大谷 圧巻ピッチングの裏に“投手より野手”の首脳陣評
大谷翔平(22)が12日、札幌ドームのマウンドに上がる約12時間前、東に約8200キロほど離れた米ロサンゼルスでファンの歓声が上がった。
ドジャース対ナショナルズのプレーオフ地区シリーズ第4戦。ドジャースはここまで1勝2敗、負ければ今季終了の崖っぷちでエース・カーショウ(28)が初戦から中3日で先発登板したのだ。
カーショウは6回と3分の2を投げ5失点。走者を残して降板したため失点が膨れ上がったものの、エースの中3日登板にナインが燃えないはずがない。6対5と打ち勝って逆王手をかけた。
カーショウはその年メジャーで最も優れた投手に贈られるサイ・ヤング賞を3度獲得した大リーグを代表する左腕。高校時代からメジャー志向の強かった大谷が最も憧れる投手でもある。
大谷は以前、日刊ゲンダイのインタビューに答えてこう言った。
「僕、もともと、カーショウ選手が好きだったんです。独特ですけど、理にかなった投げ方なので。すごくいいなと。左に珍しいオーバーハンド。どちらかといえば、スリークオーター気味に投げる投手が多い中で、左であそこまで上から思い切りたたくピッチャーもあまりいないですし」