GM要請明かす 巨人阿部“一塁専任”に他球団大喜びのワケ
■首脳陣を悩ませる正捕手の人選
巨人首脳陣も小林には全幅の信頼を置いているわけではなく、高橋監督は来季のレギュラー白紙を強調。村田ヘッドコーチなどは秋季キャンプで「宇佐見はいいよ」と大卒1年目の今季、一度も一軍に昇格できなかった宇佐見真吾(23)の名前を正捕手候補に挙げている。競争をあおっているのは、それだけ小林に不満を持っているからだ。
「それでも現実的には来季も小林が正捕手に就くのは確実。このポジションだけは簡単に補強で穴埋めはできないだけに、首脳陣も頭が痛いと思いますよ」とは、巨人のチーム関係者。
満身創痍の阿部に負担の大きい捕手は酷、との判断を下さざるを得なかったとはいえ、他球団に歓迎されては、高橋監督も複雑だろう。