欧州進出だけじゃない MLBが企てるアジアツアーの中身
国際的な市場拡大を目指すMLBが欧州にも進出するという。
ヤンキースがア・リーグ東地区で宿敵関係にあるレッドソックスと英国ロンドンでの公式戦開催を検討しているのもその一環なのだ。
23日付レッドソックスの地元紙「ボストン・ヘラルド」によれば、会場は12年ロンドン五輪のメーンスタジアムである「ロンドン・スタジアム」を使用し、少なくとも2試合を予定。早ければ18年にも実施する見込みらしい。
米国のプロスポーツではこれまでアメフトのNFLとバスケットボールのNBAが欧州で公式戦を開催したが、宿敵同士の対戦が実現すればMLBでは初めてのことになる。
今オフ制定されたMLBの新労使協定には「市場拡大のためにロンドンなど海外での公式戦開催を目指す」という条項が盛り込まれている。MLBが進出をもくろんでいるのは欧州に限らない。野球が盛んなアジア各国での更なるマーケット拡大も当然、視野に入れ、数年後には4カ国を回るアジアツアーを計画しているという。