日本実業団陸上競技連合 西川晃一郎会長インタビュー<上>

公開日: 更新日:

「全日本実業団対抗駅伝のテレビ放映権料を、実業団連合の先輩たちが30年以上かけて少しずつ貯めた基金からです。3億円強の中から1億5000万円を拠出させていただきました。それと、友永専務理事や私をはじめ、実業団連合の関係者が加盟会社を回り、協賛金を出していただきました。マラソンは2020年の東京五輪で大切なので、会社としてもそれを推しているということを各会社の選手、指導者にもわかってもらうためでもあります」

――その資金でマラソン界に刺激を与えようというわけですね。

「64年東京五輪のマラソンで銅メダルの円谷(幸吉)さんが、日本陸上界唯一の日の丸を掲げた。あれがあったから、68年メキシコの君原(健二)さんの銀につながり、90年代以降のメダル続出を呼んだと思う。我々は、マラソンで日の丸を揚げることは、日本にとっていいことだと思うし、陸上をやっている者としてできる恩返しというメッセージを出したかったわけです」

――リオ五輪の前年に発表されたとはいえ、多額の報奨金制度は五輪の結果には結びつきませんでした。さらなる強化策は考えていますか。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

  2. 2

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  3. 3

    菊間千乃氏はフジテレビ会見の翌日、2度も番組欠席のナゼ…第三者委調査でOB・OGアナも窮地

  4. 4

    中居正広氏「性暴力認定」でも擁護するファンの倒錯…「アイドル依存」「推し活」の恐怖

  5. 5

    大河ドラマ「べらぼう」の制作現場に密着したNHK「100カメ」の舞台裏

  1. 6

    フジ調査報告書でカンニング竹山、三浦瑠麗らはメンツ丸潰れ…文春「誤報」キャンペーンに弁明は?

  2. 7

    フジテレビ“元社長候補”B氏が中居正広氏を引退、日枝久氏&港浩一氏を退任に追い込んだ皮肉

  3. 8

    下半身醜聞ラッシュの最中に山下美夢有が「不可解な国内大会欠場」 …周囲ザワつく噂の真偽

  4. 9

    フジテレビ第三者委の調査報告会見で流れガラリ! 中居正広氏は今や「変態でヤバい奴」呼ばわり

  5. 10

    トランプ関税への無策に「本気の姿勢を見せろ!」高市早苗氏が石破政権に“啖呵”を切った裏事情