“薬物まみれ”ボンズ&クレメンス 殿堂落選もなぜ票伸びた

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 ボンズやクレメンスはもちろん、ロドリゲスもホセ・カンセコの暴露本の中で薬物使用を指摘された。薬物疑惑選手への評価は変わったのか。

 3日付の「ニューヨーク・タイムズ」(電子版)によれば、投票権のある記者の若年化が進み、「ドーピングへの嫌悪感が薄らいでいる」としている。

 さらに薬物が蔓延した当時、MLBのコミッショナーだったバド・セリグ、マグワイアがプレーしたカージナルスなどで監督を務めたトニー・ラルーサの2人が殿堂入りしたことも、ボンズ、クレメンスへの風当たりが弱くなった一因だという。

 MLBのトップだったセリグ元コミッショナーはテレビ視聴率や観客動員数のアップを見込んで、選手のドーピングに見て見ぬふりを決め込んだともいわれる。米国人記者の間では「コミッショナーや監督が選ばれて、選手が評価されないのはおかしい」という意見が多数を占めているという。

 今後は薬物まみれの選手が殿堂入りするケースも出てきそうだ。

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